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父のがん

"私が就職して家を離れて数年すると、父とは話をすることが少なくなっていました。それでもたまに帰省すると、成人していた私は、父の健康を思って、強く禁煙をすすめていたのですが、父はまったくそんなことにはお構いなしでした。

数年後のこと、それまで大病をしない、風邪もひかないと自慢だった父にも、やはり来るものはきたようです。再雇用の健康診断で、膀胱がんが見つかったのです。すぐに入院して、2週間後には手術、私も母もつきそいましたが、手術は長時間に及び、万一のことも頭をよぎりました。自分が大人になってから、もっと話しておけばよかったかな、なんていうことも・・・。

幸い術後の経過はよく、父は快方に向かっていきました。退院まであと数日というころ、父は病床で「病院の喫煙室まで点滴を下げていくのは遠すぎるし、禁煙するかな。」と私に言いました。こんな言い方は、不器用な父の、私への気遣いだったのでしょうか。がんという大病をして、ようやく禁煙がかなった父の姿に、小さくほっとしました。あとは再発がないことを祈るばかりです。"

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